「東京の名湧水57選択」第2弾!
No.25 。府中の「西府町湧水」
自宅から約10㎞、往復20㎞超。
2ヵ月前、20㎞に挑戦し、ふくらはぎを故障して以来。
おそるおそる走ってみた。
JR南武線「西府駅」と京王線「分倍河原駅」との中間点、閑静な住宅街にそれはあった。
「飲めません。」とある。
しかし、かつてこの一帯は、良質な湧水の宝庫であったのだ。
軍馬の生産地であり、健康な馬を育てるのに大量で綺麗なお水が必要だった。まさに、うってつけの土地柄。
昔、目黒にあった競馬場がここ、府中に移ってきたのもそのような理由からだとか。
家族連れが見学していらしたので、お願いしてパチリ。
ふんふん、高台の住宅街へ続く階段の途中の岩肌から、こんこんと水がわいているなあ。
ふんふん、大きな崖の上に住宅街?その崖の岩肌から湧水ってことかあ。
当時の風景を思い浮かべつつ。
思いふける間もなく走る。
(20㎞走ると俺ってどうなるんだろう。)
そっちの関心が大きかった。
復路5㎞くらいから、ふくらはぎに違和感。
やっぱりか、と思った。でも、以前と違う。走れるじゃないか!
変わった、と思った。
完走した。21.6㎞。呼吸が乱れることもなく、心配だったふくらはぎも、取り越し苦労のよう。
しかし、全部の湧水を飲んでやろうかと思っていたので、出鼻を挫かれた感。
あと55ヵ所。あまり遠いと行けても帰って来れないなと思う。
そんときはそんとき。何としてでもってわけじゃなし。
とっかかりとしては適当だし、良いスタートかなと思ったり。
どんなけ寒くても走れるのはわかった。でも夏。夏でどうなるんだろう自分。これ、まさに取り越し苦労かな。
Kenji