誠意って、何でしょうね?
先日まで、オーストラリアにロケで出張してました。その事については後日書かせて頂きますが、今回はその帰りでの出来事を一つ。
メルボルンからシドニーまで行き、シドニーから成田空港への、とある航空会社の便。
座席に着き、映画は何をやっているのかなとガイドブックを読みながら、ふと目の前の液晶モニターを見ると、あれっ!?モノクロ・・・
斜め前の席を見ると、普通にカラー。
その事を通り掛かったCAさんに告げると、「少々お待ち下さい」と言ったきり、帰って来ない・・・
食事の用意で忙しいから・・・と思い、もうちょっと待ちながら仕方無くメニュー操作をしてみても、モノクロまでは行かなくても、かなり色抜けしたセピア調・・・
流石にこれは無いだろうと、また通り掛かった別のCAさんに画面を見せて事情を説明。その人はちゃんと対応してくれて、一度サーバーをリセットしてみるとの事。
待つ事5〜6分、再操作すると、おおっ、直った!?
気を取り直し、早速観たかった「ロビン・フッド」を見始めると・・・あれっ!?また色味が抜けていく・・・
試しに一度メニュー画面(既に色が変)に戻り、別の作品を観てみると・・・ダメだ、シュレックは完全にモノクロだ・・・
そこに先程のCAさんが様子を伺いに来たので状況を説明、するともう一度リセットしてみますとの事。
まぁダメだろうなぁと諦めの気持ちでまた待つ事5〜6分。
再操作してみるが、案の定効果なし。
CAさんは「モニターの方に問題がある様です。整備不良です。申し訳ありません」と陳謝。まぁそんな事だろうとは思ってましたよ。
さらに「空港に戻りましたら、早速整備させます」
・・・いや、降りた後で整備されてもねぇ・・・。
ここでどうこう言ってもどうにも成らない事は十分承知してるので、諦めて観ましたよ、セピア調の「ロビン・フッド」を。
舞台が中世なだけに、なかなか味が有りましたよ・・・(泣)
そして着陸間際、先述のCAさんが何やら手土産を携えてやって来て再度の陳謝。
何か特別な物でもくれたのかな?と思い、それを受け取り、飛行機を後にしました。
入国審査を終え、荷物を引き取り、空港からの帰途、何をくれたのかなぁと頂いた袋の中身を見てみると・・・
えぇと、あられミックスに、歯ブラシに、アイマスクに、耳栓に、絵はがきに・・・あれっ!?これって、いわゆる、ビジネスクラスに普通に置いてある、アメニティグッズでは?
えっ?どういう事!?しかも着陸間際に!?
そう言えば機長がアナウンスで、「我々は会社更生法を適用され、経営再建中ですが、社員一同、お客様には誠意を持って対応させて頂きます」って言ってたっけ・・・
つまり、これが誠意って事ですか・・・!?
エコノミークラスの客には、余ったアメニティグッズでもあげておけば十分って事と思われていたのかと思うと、怒りと言うより、切なさが込み上げて来ましたよ・・・
そう言う姿勢が、今の現状を招いているんぢゃないですかねぇ?
まぁ、精々頑張って下さいまし
kdz