イエローナイフ訪問記⑦~防寒対策~

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長々と綴ってきたこのイエローナイフ訪問記も、今回で最後です。そこで、今更ですが防寒対策について書いてみたいと思います。
カナダ極北地方にあるイエローナイフは、この時期-20℃から-40℃になると聞く極寒の地だけに、各機材用にあれこれ対策を講じました。
まずカメラ用として、試作品で、開口部が少なく、露出部がほぼ無い完全にカメラ本体を覆えるタイプの物(黒い方) と、ソニー純正の一部露出部がある物(銀色の方、D600用)と2種類(2カメの為)の防寒ブリンプを使用しました。さらに、ZIPPOハンディウォーマーを1台のカメラに付き3個づつ、計6個用意しました。それをブリンプの内ポケットのバッテリー部、ボディ部、レンズ部にそれぞれ当たる様に配置。
ミキサーは断熱シート製のバッグに入れ、合うサイズに加工し、更に手頃なサイズのソフトバッグに収めた物をミキサーバッグに入れて使用。
予備テープ、バッテリー類は、ある程度の分量を大型バック内に断熱シートでくるんで入れておき、必要最低限の分量を断熱シート製のバッグに入れて持ち運んでいました。1カメのみの時は、余ったハンディウォーマーを各々のバッグに入れていました。
屋外、室内移動も温度変化が激しい(気温が高くても外は-10℃~室内は20℃位)為、カメラを大型ビニール袋ですっぽり覆い、徐々に中に入れる様に気を付けてましたが、段々そこまではしなくても大丈夫だと分かり、ブリンプを着せて電源を入れたまま室内で10分程室温にならせるだけで問題ありませんでした。
これは、特に黒いブリンプは完全密閉出来る上、保温性が高く、更にハンディウォーマーの発熱性が良かった事、HDW-750自体発熱しやすいカメラだという事もあると思います。(レンズ部は結構冷えてましたが)
しかも気温も、初日こそ-19℃迄下がりましたが、平均して-12℃位と予想より暖かかった事も有ると思います。ちなみに、我々が来る前日は、-32℃でした・・・。ついていたと言えるのでしょうか・・・!?
ブリンプとハンディウォーマーのお陰で、バッテリーの持ちも十分でした。
以上が機材の防寒対策です。人間の防寒対策は、ツアー会社がレンタルしてくれる寒冷地仕様の本格防寒着と、個人で用意していった防寒具で問題無しでした。ただ、何処に行っても室温が非常に高く、外では完全防備でも室内ではTシャツ1枚で大丈夫な位温度差が有るので、着たり脱いだりが煩わしかったりします。実際、お店に買物などに行くと、店員さんは半袖Tシャツ1枚だったりします。
最後に、そんな極寒の地から帰って来ると、日本が暖かく感じるでしょうと言われるんですが、-12℃だろうが10℃だろうが、寒いモノは寒いです!!程度の差はありますがね・・・
Kdz