Viva! Siesta!

アルプス山脈.jpg
トレビゾとアルプス遠景.jpg

毎日、イタリア料理を堪能しながらも、レストランの開店時間が遅いのは何故なのか分からずにいましたが、何となく分かってきました。初日の夜、6時過ぎにお店に行ったところ店員に不思議がられ、食事をしたいといったらOPENは7:30からだと追い払われてしまいました。その後、どのお店に行っても一番乗り、店内が埋まるのは大抵8時を過ぎる頃からでした。いくつかの店にはカウンターがあり、dinner time が始まるまで、スタンドバーとして会社帰りの人達が「一杯やってくか
?」的な感覚で、帰宅前にちょっとつまみを小腹へ入れながら飲んでいくようです。日本と違うのはホントに一杯だけで帰宅して、8~9時過ぎからのdinnerのアペリティフとしているようです。イタリアはスペインと同じラテン民族の国。日本人には羨ましい「シエスタ」の習慣が残っているからか、昼食も1時過ぎからゆっくりたっぷりとるらしいのです。 必然的に夕食の時間も遅
くなるということですね。ということは必然的にイタリアの子供たちは夜更かしになるということでしょうか?Mikaさんたちオランダ人にはアンビリーバブルな生活でしょうね。Mikaさんに聞いた話ではオランダの子供たちは夜7時には寝るんだとか。当然、夕食も早くて6時には食べるそうです。どうりでブリュッセルのホテルにたどり着くまでのバスの中で力尽き、寝てしまった訳です。 機上から
見たアルプス山脈を境に北欧と南欧、アングロサクソンとラテンの生活スタイルの違いが解って面白いなあ~と思いました。今なら飛行機で20分足らずで越えてしまいますが、ついこの間までは天然の万里の長城、ベルリンの壁だったということでしょうか。ひょっとして2つの民族の体型の違いは子供時代の睡眠時間の長短によるもの?「寝る子は育つ!」これは万国共通でしょうからね。体型、体格の違い、これはスポーツ選手にとっては重大な要素。Cicro-Cross という競技を見ていると、いやというほど体の違いを実感させら
れます。瞬発力と持久力、この2つの相反した要素の高次元でのバランス。大会前日に行われた18才以下のジュニアと23才以下のユースのレースを見て、ヨーロッパの人たちが自転車という身近な乗り物を使ったこの競技を愛してきた理由が少しだけ解った気がしてきました。
というわけで、いよいよレース本番の日がやってきました。
「Hup!(頑張れ) Mika!」
Moonyman