南米コロンビアは大波乱・・・!!
さて、ワールドカップ第3戦コロンビア、カリ大会の模様をお伝えします。
大会が行われた会場は、元々は屋外競技場であった物に後から屋根を付けた半屋内競技場で、日本で言えば西武ドームの様な物。
風通しが良く、心地好い風が抜けていきます。選手は若干やりづらいでしょうが・・・
今回、日本チームは新田選手、脇本選手、そして早稲田大学の佐々木選手の3人だけと、ちょっと寂しい布陣ですが、それは各国とも同じ様な感じで、第1戦、2戦で結果を残した選手は殆ど来ておらず、チャンスとも言えます。
先ずは男子スプリント、新田選手と脇本選手が出場し二人共予選を通過。
しかし残念ながら二人共準々決勝で惜しくも敗退、9位~12位を決めるレースに回ったのですが、奇しくもこの二人が9位、10位決定戦でぶつかりました!
結果は先輩でもあり、レース巧者である新田選手が先着し9位に。脇本選手は10位となりました。
優勝争いではないと言え、ワールドカップで日本人対決が見られると言うのは良いですね~!
さて、脇本選手にはこの後、とんでもない事が待ち受けてました・・・!!
それはケイリン2回戦での事。先頭を走る地元コロンビアの選手がなんとゴール直前の最終コーナーで前輪がパンクして転倒!!後続の選手が次々と巻き込まれ転倒、落車!!!
3番手に着けていた脇本選手は目の前でモロに巻き込まれてしまいました・・・しかし、直ぐにバイクを起こして走り出し、何とか3着以内でゴール、見事決勝(1位~6位決定戦)進出を決めました!
ゴール後、会場内のメディカルブースで応急手当を受けていましたが、いやぁ痛そうでした・・・
と、脇本選手は不運に巻き込まれながも不幸中の幸いでしたが、このレース、更にとんでもない事が起こってたんです!
例の転倒に巻き込まれたイタリアの選手がコース外側のフェンスに激突!更にそこに南アフリカの選手が突っ込んで来て、場外に弾き飛ばされてしまったんです!!
場内は一時騒然とし、競技も中断。直ぐ様救急車で搬送されて行きました・・・
現場ではちゃんとした情報も無く、意識不明で搬送されたとか、鎖骨を折ったとか不確定な情報が流れていましたが、翌日イタリアのピットを見たら、腕には擦りむいた痛々しい傷跡は有りましたが、意外と元気そうにスタッフと話していました!
どうも落ちた所が幸運にもコンクリートではなく土だったので大事には至らなくてすんだ様です。良かったですね~!これまた不幸中の幸い。
さて、そのケイリン決勝。
1回戦から終始貫いてきた攻めの姿勢で望み、5位を獲得しました!
その他、新田選手は1kmタイムトライアルで6位、佐々木選手は4km個人追抜で14位という結果でした。
そしてこの3人が揃って出場したチームスプリントは、不慣れなチームであったこともあり、9位に終わりました。
しかし、十分今後に期待が持てる大会だったと思います!!
アディオスッ!!
kdz