
2010/12/23
ロンドンオリンピックを見据えた、新たなシーズンである、2010-2011 自転車トラック ワールドカップクラシックがオーストラリア、メルボルンで開幕しました。
次回オリンピックから、出場枠獲得のシステムが変わり、各大陸開催の競技並びにUCI主催大会での実績が非常に重要視される様になった為、このワールドカップでの結果が非常に重要になってくるのです。
その為、各国共に強豪選手が参加しており、初戦からまるで世界選手権かの様な顔ぶれ!
そんな強豪ひしめき合う中、我らが日本ナショナルチームが頑張ってくれました!
男子スプリント競技で、北都留翼選手が準決勝(1/2決勝と呼ぶ)まで進出、惜しくも破れましたが4位!
男子チームスプリント競技(雨谷、渡邊、北都留)でも惜しくも決勝進出は為らなかったものの5位!
男子ケイリン競技でも、渡邊一成選手が決勝まで進出し、6位に!
特に男子スプリントでは、参加人数50人!強豪ひしめき合う中予選8位、そして準々決勝(1/4決勝と呼ぶ)では、あのフランスのケヴィン・シロゥ選手を力で捩じ伏せての1/2決勝進出!!しかも1回戦(先に2勝で勝ち抜け、最大3回戦まであり)は北都留選手の降格が有っての勝ち抜けなので、実質はあのシロゥに3勝した事に!!!素晴らしい!
と、大会の事をざっくり書きましたが、詳細は12/30、BS1にて17:00〜18:50に第2戦の模様と一緒にO.Aされますのでソチラを御覧下さい!と、さりげなく宣伝・・・
さて、一年振りのメルボルン。
南半球なので日本とは季節が逆、夏なので暑いと思いきや、意外と肌寒く、しかも天気も曇りがち?
どうやら台風が接近してるらしい・・・
大会開催中、休憩で会場の外に出ると、どんより雲とぱらぱら雨が・・・と、また別の機会に外に出ると、あら、綺麗な青空が・・・またまた別の機会に外に出ると、おっと今度は土砂降りの雨が・・・なんて目まぐるしく変わる天気なんでしょうか・・・
しかし大会3日目には抜ける様な青空と、夏の暑さが戻って来ました!
外で日向ぼっこしながら寝転んでいると、何だ!?空に文字が・・・ウルトラサインでしょうか!?
今回宿泊したホテルは、去年のホテルと違い街中からは離れているのですが、あのF1オーストラリアGPが開催されるアルバートパークの真ん前でした!
夕食後(20:30位まで日が残っている)に公園内の池の畔を散歩していると、何と、真っ黒な白鳥!?がっ!いや、黒鳥か?正式な名前は何なんでしょうか・・・?
南国編パート2に続く!?
kdz

2010/12/06
先日まで、オーストラリアにロケで出張してました。その事については後日書かせて頂きますが、今回はその帰りでの出来事を一つ。
メルボルンからシドニーまで行き、シドニーから成田空港への、とある航空会社の便。
座席に着き、映画は何をやっているのかなとガイドブックを読みながら、ふと目の前の液晶モニターを見ると、あれっ!?モノクロ・・・
斜め前の席を見ると、普通にカラー。
その事を通り掛かったCAさんに告げると、「少々お待ち下さい」と言ったきり、帰って来ない・・・
食事の用意で忙しいから・・・と思い、もうちょっと待ちながら仕方無くメニュー操作をしてみても、モノクロまでは行かなくても、かなり色抜けしたセピア調・・・
流石にこれは無いだろうと、また通り掛かった別のCAさんに画面を見せて事情を説明。その人はちゃんと対応してくれて、一度サーバーをリセットしてみるとの事。
待つ事5〜6分、再操作すると、おおっ、直った!?
気を取り直し、早速観たかった「ロビン・フッド」を見始めると・・・あれっ!?また色味が抜けていく・・・
試しに一度メニュー画面(既に色が変)に戻り、別の作品を観てみると・・・ダメだ、シュレックは完全にモノクロだ・・・
そこに先程のCAさんが様子を伺いに来たので状況を説明、するともう一度リセットしてみますとの事。
まぁダメだろうなぁと諦めの気持ちでまた待つ事5〜6分。
再操作してみるが、案の定効果なし。
CAさんは「モニターの方に問題がある様です。整備不良です。申し訳ありません」と陳謝。まぁそんな事だろうとは思ってましたよ。
さらに「空港に戻りましたら、早速整備させます」
・・・いや、降りた後で整備されてもねぇ・・・。
ここでどうこう言ってもどうにも成らない事は十分承知してるので、諦めて観ましたよ、セピア調の「ロビン・フッド」を。
舞台が中世なだけに、なかなか味が有りましたよ・・・(泣)
そして着陸間際、先述のCAさんが何やら手土産を携えてやって来て再度の陳謝。
何か特別な物でもくれたのかな?と思い、それを受け取り、飛行機を後にしました。
入国審査を終え、荷物を引き取り、空港からの帰途、何をくれたのかなぁと頂いた袋の中身を見てみると・・・
えぇと、あられミックスに、歯ブラシに、アイマスクに、耳栓に、絵はがきに・・・あれっ!?これって、いわゆる、ビジネスクラスに普通に置いてある、アメニティグッズでは?
えっ?どういう事!?しかも着陸間際に!?
そう言えば機長がアナウンスで、「我々は会社更生法を適用され、経営再建中ですが、社員一同、お客様には誠意を持って対応させて頂きます」って言ってたっけ・・・
つまり、これが誠意って事ですか・・・!?
エコノミークラスの客には、余ったアメニティグッズでもあげておけば十分って事と思われていたのかと思うと、怒りと言うより、切なさが込み上げて来ましたよ・・・
そう言う姿勢が、今の現状を招いているんぢゃないですかねぇ?
まぁ、精々頑張って下さいまし
kdz

2010/11/29
放送のあり方って、なんでしょうね。
一年かけて放送し、一番のクライマックスのタイミングで気を削がれる様なテロップを出すというのは如何な物なのでしょうね?
折角の感動も台無しでした。怒りさえ憶えました。
確かに大事な情報なのかもしれませんが、あのタイミングで出さなければいけなかったのでしょうか?
あれは観ている人達だけでなく、製作者側にも大変失礼な行為だったと思うのですが。
放送する側にも、そういった配慮という物が必要だと思うのですが。
kdz

2010/08/24
数ヶ月振りの続きです。
夏真っ盛りの毎日、猛暑日が続いていますが、まだまだ甘い!
UAEはこんなもんぢゃなかったですよ!
なんと、マレーシアチームが芝生に置いてあった温度計が50℃を示していました!
砂漠の国なので、日本と違い乾燥しているからそんなに辛くはないだろう・・・なんて思っていたのですが、とんでもなかったです・・・
朝の9時にはもう肌が痛い位の日差しが・・・
そんな日差しをしのげる様な場所も無く、暴力的なまでの太陽光に晒され・・・真っ黒焦げですよ!
まぁ、そんな暴力的なまでの日差しも、15時頃には傾き出し、薄雲に掛かって大分緩やかになるんですけどね。
しかし、前回も書きましたが、一日中そんな環境下で仕事して帰っても、冷た~いビールが飲めない・・・それどころか、アルコール類が一切飲めない・・・
まぁ、それは健康的な日々でした・・・トホホ
そんな環境下で、選手達は良くやっていました。
屋根も無く、バンクも波打っているは、砂嵐で2時間程中断するは・・・
お金ある国なんですから、屋根位付けて欲しいなぁ・・・
競技場もまた分かりづらい所に有り、毎日行き帰り迷子に・・・
スタッフ全員で要所要所の目印を血眼になって憶えましたよ!
とまぁ、色々有りましたが、初めての中東体験は今となっては良い思い出です!
kdz

2010/08/06
前回の最後に「続く」と書いておきながら、全く更新せず、あれよあれよと言う間にはや3ケ月。

2010/05/15
4/14~17に開催されたアジア選手権取材の為、アラブ首長国連邦(UAE)に行って来ました。
UAEに行くと言うと、必ず「ドバイ?」と言われるのですが、大会が開催されたのはお隣の国(UAEは7つの首長国の集まりです)シャルージャでした。確かに降り立ったのはドバイ国際空港でしたが。
ちなみに、今年の3月下旬から、成田空港からエミレーツ航空のドバイ直行便が出来て、とても便利になりました。って、行くのは初めてですが・・・
またこのエミレーツ航空、サービスが良くて最高でした!
シート幅は変わらないのですが、前後に余裕があるので楽でした。シートの造りも良く、液晶モニターが大画面で綺麗!映画のラインナップも豊富で新作から往年の名作、そして邦画も幅広く取り揃ってました。
さて、中東は初めて(まぁ、この半年初めてな国に随分行きましたが)で、しかもイスラム圏の国だけに独特な雰囲気や戒律が有ろうとは思ってましたが、入国早々洗礼が有りました。
税関で荷物検査に引っかかってしまい、2時間足止めを喰らってしまいました・・・
事務所で待たされている間、出口ゲートを見てましたが、全員が引っかかる訳ではなく、ランダムに選んでいる様で基準は良く分からず・・・あ、デポジットは日本円換算で11万円程取られました。
帰りの手続きの際も、またもや3時間程足止め・・・一応、全額返っては来ましたが、何にそんなに時間が掛かるのかサッパリ分からず・・・
我々が訪れたシャルージャですが、ドバイとは違い、何と人前で一切お酒が飲めません!
レストランでもホテルでも、飲めません!!
スーパーマーケットにも置いてませんでした・・・
かんかん照りの中、一日中外で仕事して帰って来て、夕食時に冷えたビールが飲めない辛さ・・・
久々に約5日程、強制的に禁酒しました。
代わりにフルーツジュースを飲んだのですが、これが絞りたてでとても美味しい!喉の渇きもあって、食事の度に2杯は飲んでました。
しかし、アラブの洗礼はこんな物だけでは無かったのでした・・・続く!!
kdz

2010/05/04
前回、デンマークのコペンハーゲンにて開催された自転車トラック世界選手権の模様をお伝えしましたが、今回はコペンハーゲンの事を少々。
コペンハーゲンの街並みは、中世ヨーロッパの面影が色濃く残っていて、何処を見てもとても絵になる風景ばかりです。
一番目の写真はニューハウンと言う昔の船着き場です。
風情のある建物が建ち並び、停泊している船と共にとても良い風景を作っています。
童話でお馴染み、あのアンデルセンの故郷でもあり、市庁舎横には銅像もあります。
市庁舎近くには、ストロイエと呼ばれる、世界的に有名な(世界初らしい)歩行者天国があります。
1km程もある長い通りには、様々なショップ(ブランド物の店が多い)が建ち並んでおり、現在の王宮広場まで繋がっています。
そして、写真には有りませんが、コペンハーゲン名物であり、世界三大ガッカリの一つ!?にも数えられる人魚の像が埠頭近くに有りますが、今は開催中の上海万博に出張中で、代わりに人魚の骨組み・・・というか骸骨が同じ場所で留守番してます!!
そっちの方が見たかった・・・
そして、デンマーク人は外国人に対してとても親切です。昔からそう言う国民体質みたいですね。
それに出入国カードがいらないのも、面倒が無くて良いですね!
まぁ、難点を言えば、スカンジナビア航空の機内映画は、ちゃんとオンデマンドで見れる様にして欲しい・・・って事と、物価が高めって事ですかね・・・
kdz

2010/04/20
3/24~28迄、デンマークのコペンハーゲンにて、‘09-10 自転車トラック世界選手権が行われました。
世界のトップ選手同士による、真の頂上対決が繰り広げられたこの大会で、日本チームにとって17年振りの快挙が有りましたっ!!
スクラッチ競技にて、日本の盛一大選手が3位になり、見事銅メダルを獲得しました!
ワールドカップでも、中長距離種目でコンスタントに好成績を収めて来ていただけに、その成果が出たといい事ではないでしょうか!
世界選手権初取材で、日本人選手がポディウムに乗る姿を撮影する事が出来て、とても光栄でした!
表彰式を撮影している為、自分の真後ろにあるメインポールに掲げられた日の丸は見る事は出来ませんでしたが・・・
その後、盛選手と記念撮影をさせて頂きました!
滝澤さんがピンボケになってしまいましたが・・・
そして、その17年振りの快挙は即、翌朝(日本とデンマークは時差が8時間あるので、実際はその日の競技終了後、まさに即!)NHK「お早う日本」のスポーツコーナーで報道される事になりました!
しかし!?なんとその日、トリノで行われたフィギュア世界選手権で、高橋大輔選手が金メダルを獲得するという快挙とかち合ってしまい、扱いはどうなるんだろう・・・と心配しましたが、ちゃんと高橋選手の後に無事にO.Aされたとの事。安心しました!
盛選手、本当におめでとうございました!
その他、男子スプリントでは、フランスのグレゴリ―.ボジェ選手が、イギリスのクリス.ホイ選手、同じフランスのケビン.シロー選手、オーストラリアのシェーン.パーキンス選手ら世界の並み居る強豪たちと対戦して見事に勝ち進み、二連覇を達成しました!
その他、男子ケイリンでマレーシアのアワン選手が2年連続銀メダル獲得。
アワン選手は体格的にも、日本選手たちと変わらないのですが、駆け引きや読みの上手さで、体格的に勝る世界の強豪相手に負けないレースをして、見事に結果を残しています!
普段は温和でユーモアたっぷりなとても愛嬌のある選手なのですが、いざレースになると、全身からピリピリした緊張感を発散させて、圧倒されてしまいます!
彼は正にアジアが世界に誇る選手の一人です!
日本人選手も、決して彼に劣っているとは思えないので、やってくれる日は必ず来ると信じています!
とにもかくにも、‘09-10トラック競技のシーズンはこの世界選手権で終わります。
いよいよ本格的にロンドンオリンピックを見据えた新たなシーズンがやって来ます!
世界の各チーム共、若手選手たちの台頭が目立って来てます!
今後、どのような展開を見せてくれるのか、今から楽しみですね!
kdz

2010/04/01
実に4年振りの訪問になりますか・・・
WC第四戦の舞台は中国、北京です。ここは来る度に変わってますね。特に北京オリンピックの後だけに尚更です。天安門広場の周りも随分と色々な物が新たに出来ていたり、旧住居街が撤去されてしまっていたり・・・
しかし、変わらずにそのままの物も勿論有ります!?それは・・・
去年の春節に、派手な花火で未だ完成前なのに全焼してしまった中央電視台の別館です・・・
黒焦げのまま放置されてる姿が何とも物悲しい・・・
さて、WCです。
舞台は老山自転車競技場。そう、ここはケイリン競技で永井清史選手が銅メダルを獲得したあの場所です!
しかも、あの!?石景山遊園地の裏に位置してます。冬季は閉園中ですが。
お隣で近いだけあって、日本チーム選手団も8人派遣と多目の参戦でしたが、さすが地元中国、それを上回る人数での参加。しかもナショナルチームだけでなく、トレードチームも参加していました。
結果の方も、流石地元の中国チームがチームスプリントで驚異的なタイムで優勝する等、大活躍でした。
日本チームでも、今回WC初参加の浅井選手が、ケイリンで初めてとは思えない様な思い切ったレースを見せてくれました。
一回戦で転倒落車した選手に巻き込まれて落車してしまったんですが、負傷にめげず敗者復活戦で見事な逃げ切りを決めて勝ち上がりを決めました!
そして二回戦。
浅井選手はボジェ、アワン、ニブレットといった強豪選手達と同じ組。そんな手強い相手ばかりの中でも臆する事なくレースに臨んだのですが・・・
残り一周、三番手に着けていた浅井選手と外側から追い上げて来たアワン選手がからんでしまい、大きく斜走。それに巻き込まれ後続の2選手が転倒落車してしまいました。
結局、アワン選手が三番手、浅井選手自身も四番手でゴールしましたが、レース後審議対象に。
失格にはなりませんでしたが、着順は変わらず。
しかし、日本チームからの抗議により順位が入れ替わり、浅井選手が三番手と認められ、決勝進出!!
しかし更にマレーシア側からの再抗議により又々順位が入れ替わり、結局1~6位決定戦にはアワン選手が、7~12位決定戦には浅井選手となりました。
この最終裁定が下ったのはまさに7~12位決定戦開始直前。選手もチームスタッフも1~6位決定戦に出るべく準備していたのですが、急遽すぐにレース出場に。
そんなバタバタした状況にも関わらず、浅井選手は落ち着いて自分のレースをして見事一着。7位となりました。
さて、ワールドカップも第四戦の今大会で最後。
次はいよいよデンマークのコペンハーゲンにて開催される世界選手権です!
この大会で今シーズンのトラック競技のチャンピオンが決まります!!
イギリス勢が圧勝するのか?オーストラリア勢が追い上げるのか?フランス勢が巻き返すのか??
楽しみは尽きません!!
kdz

2010/02/26
1月13日~18日、イギリスはマンチェスターで行われた“レボリューション”という自転車トラック競技イベント取材に行って来ました。
ワールドカップの時は、オランダのアムステルダム経由だったのですが、今回はロンドンの実景撮影の為にロンドン経由でした。
さて、皆さんはロンドン名物と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
ビッグベン?壮観でしたね~。
タワーブリッジ?大きかったですよ~。
近衛兵?寒い中、凛々しく立っていましたよ~。
ロンドンバス、ロンドンタクシー?実はイギリスの何処にでも走ってます・・・。
しかし、一番の!?名物と言ったら、やはり“鉛色の空”と“不安定な天気”ぢゃないですか?!
ロンドン市内を撮影で回っている間、ず~っと空は鉛色、小雨が降ったり止んだり・・・。
しかし、イギリス人は傘をさしません。結構な雨足でもささずに歩いています。嫌いなんでしょうか・・・?
実は我々もまともに傘をささずに、カメラの雨対策のみで歩き回って撮影していたので上着はしっとりぐっしょり濡れました・・・。
ま、そりゃそうですよね(笑)
kdz